特に変わった様子もないが、王は何かに気付いた。

「地球とホットの距離が縮まってる。」
王が映し出した映像には地球とホットが少しずつ接近している様子が映っていた。

「俺が言ったことが分かったかな?」
サイコはサニー達に問いかける。サニーはサイコらが何を企んでるのかうすうす感づいていた。

「地球とホットをぶつけて終わらせる。つまり道連れなんだよ。」
サイコらは地球とホットをぶつけて道連れにしようと企んでいた。

サニー達は再びサイコらと戦おうとすると彼らは再び怪物化した。怪物化したサイコらは近くのビルを引き抜くとサニー達に向けて振り下ろした。
必死に逃げるサニー達だが、サイコらは容赦なくビルで叩き潰そうとしていた。

攻撃が止むとサニー達は全員で気功波を放った。攻撃はそれなりに効いたように見えた。しかし

「バーカ!同じ攻撃に二度も引っかかるものか!!」
サイコらはサニー達の攻撃を受け流すと今度は素手で叩き潰そうとした。

「こっちだって同じ攻撃に二度もやられないわよ!」
サニーはそう言いながら攻撃をよけると次々と強烈な一撃を叩き込み、一進一退の攻防が続いた。

長引く戦いでサニー達は少しずつ疲労が見え始めた。するとサイコらがほくそ笑むとサニー達は全身から血を吹きながら倒れた。
サイコらは倒れたサニー達に向けて破壊光線を放った。とどめの一撃が迫り、サニー達は覚悟を決めた。

すると破壊光線は突如バリアで防がれた。サニー達の目の前には王が立っていた。
「この者達には指一本触れさせんぞ!!」
王はサイコらの攻撃を必死で防いだ。そんな王を嘲笑うかのようにサイコらは威力を高めた。

「もうすぐくたばるというのに無駄な抵抗を。」
「何が無駄だ!王として住民をそして友を守る、それさえもできなければ俺は王の資格はない!!だからもうこんな真似はするな!!」
王のバリアは破壊光線を跳ね返した。しかしその隙をついてパスが王を攻撃し、王はその場に倒れた。

サイコらはサニー達にこう言った。
「最後にいいものを見せてやる。」
サイコらはサニー達の目の前に映像を映し出した。そこには崩落するビル・暴走を続けるリフトを飲み込み崩落する山・大爆発で崩壊する遊園地等が映っていた。

「これが地球の最期さ。憎き地球が無様に沈んでゆくのを黙ってみてるがいい。そして最後はホットとともに宇宙の塵となる、最高のバッドエンドだ!!」
サイコらの非道に怒りに満ちたサニーは手が黄色く光った。予想外の事態に驚くサイコら。

「もう許さない・・・絶対に許さないんだからあああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
怒りを爆発させたサニーは黄色く光る刃を飛ばすとサイコらを斬りつけた。サイコらは血を流すがそのまま立っていた。
さらに畳みかけるように連続パンチを繰り出すとサイコらを圧倒した。

そして

サニーは目一杯の威力の気功波を放つとサイコらを飲み込み消えた。サイコらは元の姿に戻るとその場に倒れた。

戦いが終わり王は状況を確認すると地球とホットの接近は止まり、地球の異常も収まった。

その後地球では復興が進められていた。サニー達は地球を救った英雄として持てはやされたそうだ。

終わり

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